家電メーカー代表者様とのラジオ収録

コトウです。
先日、とある会社の社長様とラジオという形でお話をさせて頂きました。

終始、気さくに
商品開発の話からプライベートなお話までたくさん語って頂いたのですが、その中で、特に興味深い内容がありましたので書いてみます。

自分の備忘録も兼ねて。。

まず、
商品開発をする時って
本当にたくさんの段階を踏み、むちゃくちゃたくさんの要素をあらゆる角度から考えます。

たぶんそうなんだろーなーくらいはぼくにもわかります。
ぼくの家にもテレビがあるから。

商品開発に賭けた男たち
みたいなやつ、一度は観たことありますもんね。

想像もつかないからこそ、大変なんだろーなー。と。

そこから、
なんでも、商品はたくさん売れた方が当然いい。(企業の利益の為には、ね。)

だから
「(この商品の)〇〇がすごい!!」
というのも、

より多くの人に伝えた方がいい。
当然、

それを聞いた人、知った人の
全員が買う訳ではないだろうから、

幅広く、老若男女に向けて
「みーんなに伝われー」「すごいよーいいよー」と
一人でも多くに伝える。

普段なにも考えていなかったから、
勝手にそんなイメージを抱いてました。

「より多くの人に知ってもらう」
は、変わらないんだけど、

その為に、
「便利でーす!!」と大声で言って、
幅広いニーズ、
「どれかに引っ掛かれ!!」
は全く違う。ということなのかもしれません。

つまり、
大切なのは

『伝え方』

そして、
より、その『魅力についてピントを絞る』
ということです。

株式会社アズマ
小川社長とのお話からそんなことを学びました。

その日のお話と、自分の実体験がバシッとはまった、
あー
こういう事かな?
を、もう少し書きます。

先日、

自動販売機で飲み物を買いました。
自動販売機で何かを買う時って、
まぁ、一番何も考えてないです。

「コーラが飲みたい!!」

「サントリーのあの、コーヒーがすき」

勿論、そんな日もありますが
多くは、ただただ喉が乾いたから。あ、ここ100円やん。ヤッタ。この中やったら、コレかな?ぐらいです。

ちょっとした休憩時間に気遣いを示す為、
みんなの分のジュースを買ってくる。

一番手軽で、みんな嬉しい。

「あの人何がすきかなー?」

に費やす時間もほんの数秒です。

その状況で、売れる商品とはどういうものか?

「パンによく合うカフェオレ」

というものを見つけました。

すごく良いキャッチフレーズだと思いました。
パンに合う飲み物を探していた訳でもなく、何ならカフェオレの気分でも無かったのですが、思わず買ってしまいます。

材料や製法にこだわって、
「北海道産牛乳使用」とか、「〇〇珈琲監修」とか。
→だから、おいしんです。

もいいけど、

「パンによく合うカフェオレ」

このカフェオレは、
こんな時に飲んでほしい、それが一番おいしいはずだから。
という、具体的な場面をピンポイントできちんと教えてくれている。

そしてそれが、
カフェオレ+パン
という、誰しも一度は経験したことのある場面。

実際に飲む場面は、パンと一緒でなくても別に良い。
大切なのは、そのカフェオレの持つ味の雰囲気をどのようにして伝えるか、だから。

小川社長曰く、
商品の伝え方を工夫することが、

「消費者への最低限の礼儀」だと。

よりピンポイントでイメージしやすい、使い方や魅力の場面を伝える努力

それを怠ることは、お客様に対して失礼である。

ということです。

なるほどなぁ。

ラーメン屋さんで、いくら麺やスープにこだわっていても、
それを伝える工夫をしなければ、意味がない。

当然ですが、
ハハァ~。。!!仰る通りでございます。

NetFlixのキャッチコピー
「聞いて驚くな。実家は意外とやることないぞ」

ブラックサンダーのキャッチコピー
「一目で義理とわかるチョコ」

この2つの例も
商品の使い方、魅力が

ある一場面に絞られているので、すんなり伝わってきます。
買う側として自分も知らないうちに
そういう選び方をしていることに気付いた瞬間でした。

日常生活でも、
伝え方、ゼヒ工夫していきたいものです。

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